最近のMacにはWindowsもインストールすることができます。この機能をAppleは総称して「Boot Camp」といいますが、これはツール(ドライバ)の名前であって結局のところ普通のPCにWindowsをインストールするのと何ら変わりはありません。

00bootcamp_asistant


ただMac固有のハードウェアとの相性がイマイチな場合があり、特に日本語環境においては色々とトラブルが発生するようです。

そのトラブルの中で(特に日本語配列キーボードで)「英数」「かな」キーが無反応になる現象があり、今回はそれを確実に解決できるであろう方法を紹介します。

(実際、MacBook Pro 13 インチ 2016年モデル を使って Win10インストールから5回テストして5回成功しました)

早速紹介していきましょう。大まかな手順は以下の通りです。

  1. macOS環境で「WindowsSupport」ドライバをダウンロード
  2. Windows環境で7-zipをインストール
  3. 「WindowsSupport」ドライバに含まれる「AppleKeyboardInstaller64」を7-zipで解凍
  4. デバイスマネージャーで「Apple SPI Keyboard」をアンインストール
  5. 「AppleKeyboardInstaller64」を無理やりインストール
  6. 「Apple SPI Keyboard」をドライバーをインストール


1:macOS環境で「WindowsSupport」ドライバをダウンロード


Boot Camp アシスタントを起動してメニューの「アクション > Windowsサポートソフトウェアをダウンロード」を実行します。この時の保存先は、後でWindowsから参照できる場所に保存しておいてください。この記事ではUSBメモリ上に保存しました。
1download_bootcamp


2:Windows環境で7-zipをインストール


ドライバを解凍してやる必要があるので、7-zipサイト(https://www.7-zip.org)から7-zipをダウンロードしてインストールします。

3:「WindowsSupport」ドライバに含まれる「AppleKeyboardInstaller64」を7-zipで解凍


先ほどダウンロードしてインストールした7-zipで、「WindowsSupport」ドライバに含まれる「AppleKeyboardInstaller64」を7-zipで解凍します。
3_1keyboarddriver


4:デバイスマネージャーで「Apple SPI Keyboard」をアンインストール


スタートボタンを右クリックして表示される「デバイスマネージャー」を選択して「デバイスマネージャー」を起動し、「ヒューマン インターフェース デバイス」のリストにある「Apple SPI Keyboard」をアンインストールします。右クリックして表示されるメニュー「デバイスのアンインストール」を選んでダイアログで「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」をONにしてから「アンインストール」を実行します。

これ以降6.の終了までキーボード入力ができなくなるので再起動してしまわないように注意してください。
間違えて再起動してしまうとログインパスワードの入力が少し面倒になります。
(ソフトウェアキーボードを使えばパスワード入力はできる)

4_1calldevicemanager

4_2uninstalldevice
4_3uninstalldevice2


5:「AppleKeyboardInstaller64」を無理やりインストール


“無理やり”と書いたのは、このドライバは「Apple SPI Keyboard」用のものではないためです。ただしこのドライバーをインストールすることで「英数」「かな」を動作させるためのドライバが導入されます。
まずデバイスマネージャーで「ハードウェア変更のスキャン(A)」を実行し、「ほかのデバイス」グループにある「Apple SPI Device」を右クリックして「ドライバーの更新」を実行し、3.で解凍した「AppleKeyboardInstaller64」のフォルダからインストールします。
5_1hardwarescan

5_2updatedriver

5_3updatedriver

5_4updatedriver1

5_5updatedriver

5_6updatedriver

5_7updatedriver

5_7updatedriver2

5_8updatedriver

5_9updatedriver


6:「Apple SPI Keyboard」をドライバーをインストール


最後に正式な「Apple SPI Keyboard」のドライバを導入して再起動すれば終了。これで「英数」「かな」キーが動作するようになります。
6_1updatedriver2

6_2updatedriver

6_3updatedriver

6_4updatedriver

6_5updatedriver


日本語のオン/オフを「英数」「かな」キーで行う方法


Windows 10 ならば「設定 > 時刻と言語」を開いて「地域と言語」の日本語をクリックし「オプション」を開き「Microsoft IME」(またはATOK?)〜 と開いていき以下のような「プロパティ」ダイアログを表示します。
右下の「A」とか「あ」とか表示されている部分を右クリックして「プロパティ」> 「詳細設定」でも開きます。

「編集操作」の「変更(D)」をクリック
ime1_dialog


「キー追加(S)」をクリックしてダイアログが表示されている状態で「英数」キーを押します。「無変換」という表示が出てきます。
ime2_key_eisuu


そのままOKボタンをクリックすると「無変換は、すでに使われています。既存の設定を無効にしますか?」と聞かれるので「OK」をクリック

一覧の2列目(画像で「空白」と出ている部分)をダブルクリック
ime3_1key_eisu


「IME-オフ」を選択して「OK」をクリック
ime3_2keysentaku

ime4_imeoffset


「かな」キーの場合も同様にして、最後は「IME-オン」にしましょう。
ime5_kana_imeon


あとは、残ったダイアログを全てOKで閉じれば設定完了です。


以上で「英数」キーを押すと、英数直接入力モードとなり、「かな」キーを押すと日本語入力がONになります。