OS X Lion から追加された「再開」機能は、アプリを再起動しても以前のウインドウ状態を維持する機能。未保存のデータも保持されるため、誤ってデータを削除してしまうことがほとんどなくなりました。

この設定は「システム環境設定 > 一般」の「アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる」がOFFの時機能します。(初期値)
saikai

しかし、この機能のせいでウインドウが大量に開きすぎてしまったり、アプリを起動できなく場合があるため、初期化する方法を紹介します。

「再開」機能はウインドウの状態をファイルに覚えているだけ

使い慣れると便利な「再開」機能ですが、その仕組みは単純で、単に自動的にファイルと状態を保存しているだけ。保存済みのデータはもちろん、未保存のデータも規定の場所に保存しています。

autosaveinfo

つまり、これらを削除することで特定のアプリの再開機能のみ初期化することができるのです。

保存場所は基本として以下の2カ所。'ホーム' とあるのは各ユーザーのホームフォルダです。“スクリプトエディタ”やネットからダウンロードしたアプリが該当します。

  • 'ホーム'/Library/Saved Application State/
  • 'ホーム'/Library/Autosave Information/

※AppStoreから入手したアプリやOS標準アプリでは各アプリごとに場所が変わってきます。 Pxielmatorでは、'ホーム'/Library/Containers/com.pixelmatorteam.pixelmator/Data/Library/Autosave Information/ というように、ライブラリ/Containers 以下の各アプリ専用のフォルダに入っています。

例として、テキストエディットの保存状態を初期化してみましょう。

  1. 「テキストエディット」が起動していたら終了する
  2. 'ホーム'/Library/Saved Application State/ に移動
  3. 「com.apple.TextEdit.savedState」を選択。
    savedstate_textedits

  4. ここにあるフォルダはエイリアスであるため「ファイル - オリジナルを表示」を実行。実体のある場所に移動します。
    savedstate_texteditn

  5. 「com.apple.TextEdit.savedState」をフォルダごとデスクトップに移動
  6. command キーを押しながら上矢印キーをおして上位フォルダへ移動
    containnerlibrarys

  7. 同じ階層にある「Autosave Information」を開く
    autosaveinfofolder

  8. 「com.apple.TextEdit.plist」をデスクトップに移動
    autosaveinfotextedit


削除時の注意点
OS によって自動的に制御される場所のため、これらのファイルを削除するときはアプリを起動した状態で削除しないように注意してください。また「Saved Application State」に保存されているフォルダと「Autosave Information」にあるplistファイルを同時に消さないと、うまく設定を初期化できません。

なお、未保存データそのものの保存場所ですが、一般的なアプリは「Saved Application State」のフォルダに「保存されていない〜」というファイルで保存されます。テキストエディットのようにiCloud Drive対応アプリでは未保存状態も異なるデバイスで統一するため「iCloud Drive」の「テキストエディット」に自動的に保存されます。