一太郎ベースの書類を作る部署でMacを仕事に使うためには?というのが今回のお題。

一太郎文書を作るのが前提なので、VMware なりのWindows環境は必要。あくまでMacのPages(Wordも)が大好きで、これ以外では文章が書けないという人向け。

流れとしては、Pages > Word書き出し > 一太郎 なんだけど、いくつか問題があって

* フォントがおかしくなる(日本語なのに英語のフォントが設定されたりする)
* 段落スタイルの行結合がじゃま(変な位置で改ページされる)
* 段落内改行が普通の改行になる(これはバグ?)
* 段落飾りが無視される(これは機能不足だよね)
* ページ行数が変(これはしかたないか)

というもの。特に段落スタイルは1つ1つ修正するととても面倒くさいので、一太郎の機能で便利な
「フォント一括変換」を使うとよい。

いろいろ流れをまとめると以下のような感じ。作るときにも注意が必要だけど、なれると変換作業は1分かからない。ページ番号とかわりとしっかり変換されるので意外と便利かも?


■Pages上の操作
1. Word形式で保存
2. 文書スタイルで「文字数と行数の設定」を「字数・行数を優先しない」
3. 「書式 > フォント・飾り > フォント一括変換」によりフォントをすべて「MS P ゴシック」などの見やすいものに変更
4. 段落スタイル「本文」や「箇条書き」などの「属性・改行幅」にある「段落ごと次のページへ」と「次の段落の先頭業と結合する」を両方オフにする(絶対ではない)
5. 圧縮形式の一太郎(jtdc)で保存。
 (Pagesから出力される画像は大きすぎるためファイルサイズがとんでもないことになるため)

※作成時の注意点
* 段落内改行は変換されないため使えない。アウトラインのレベル4〜9くらいに行頭記号を入れない本文と同じインデントのものを作るなどして工夫する
* 画像は「インライン」の「回り込み」オンで貼付ける(インラインの初期値は回り込みオフ)
* 段落上の飾りなどは変換されないので利用しない


まあとにかくなんというか、テキストエディットで編集して、テキストに保存して一太郎に貼付けているあなた。とっても読みにくくて見苦しいからやめてください(笑)